裁判員制度で裁判員になる際は、幾つかの義務を背負うことになります。中でも最も重要とされる義務は、守秘義務です。
守秘義務では、裁判員になり裁判への参加が決まった場合、情報漏えいや、裁判後の秘密を守ることが義務付けられ、違反した場合には刑罰が科せられます。そして、「裁判員法」の規定によると、裁判員制度により裁判員に選出された事実を期間内に公表することは不可だとされています。守秘義務の目的には、裁判での言動により批評を買うなどの防止があります。
また、裁判員制度においては、被告人と被害者、裁判員の個人情報も知ることになるため、守秘義務によりプライバシーを保護することも目的の一つです。ただ特例としては、裁判員として裁判に出席するために仕事を休むとき、その旨を会社に伝えたり、家族への通知は問題なしとされています。
尚、裁判員制度の特徴の一つとして、マスコミが裁判員に対して接触することを禁じていることがあります。このため、裁判員は安心して裁判に専念することができるというメリットがあります。そうして、審理や評議への参加を筆頭とし、対象事件の公正を保つため、証拠や被告人への質問、証人尋問などを行ないながら、裁判官と議論のうえで判決が行なわれていきます。
